持っておくと有利な資格は?

デイサービスは日帰りで介護施設を利用するサービスです。多くの施設では気分転換になるレクリエーションや同年代の人との交流の他、加齢や病気で衰えた体を回復させるための機能訓練を行っています。そんなデイサービスで働くには、機能訓練に従事できる資格を持っていると転職活動で有利です。

※注意

以降は機能訓練のことを知っている前提で話を進めます。よくわかっていないという方は先に【注目の「機能訓練」を支える仕事】をご覧ください。

機能訓練はデイサービス利用者の体の具合に合わせて最適な方法で行う必要があることから、リハビリや医療の知識が求められます。作業療法士や理学療法士はリハビリの専門職なので機能訓練にもっとも相応しい資格と言えるでしょう。言語聴覚士や柔道整復師なども機能訓練の指導員として活躍できる資格です。もちろん、医療の専門職である看護師や医師も例外ではありません。

また、機能訓練の指導員として働く人にはリハビリや医療の知識以外に相手への気配りも求められます。デイサービス利用者がどのような状態なのかを正しく判断できる観察眼が機能訓練の指導員に不可欠なスキルと言っても過言ではありません。同じ人でも日によって体の具合が異なるので、その時点で最適な機能訓練の方法を選ぶことが指導員の務めです。さらに、相性の良し悪しが機能訓練の結果を左右することも否定できません。デイサービス利用者から信頼される人当たりの良さ、コミュニケーション能力の高さも指導員として活躍するための必須スキルと言えます。正しい知識を持ち、経験を積むことが一流の指導員になるための条件です。